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コラム

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01_研修は組織を変えない|なぜ変わらないのか

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この記事で分かること

研修を実施しても組織が変わらない理由を、能力や意識ではなく構造の観点から整理します。研修という施策がなぜ機能しないのか、その前提にどのような見落としがあるのかを丁寧に確認し、「研修で解決すべき問題」と「構造として見直すべき問題」を見分けるための判断軸を得ることができます。 人は置かれた条件の中で最も合理的な行動を選ぶため、前提が同じであれば結果も繰り返されます。 多くの企業で繰り返されているにもかかわらず、この前提が整理されないまま同じ施策が続けられています。

今の課題が「研修の問題」か「構造の問題」かを切り分けることができます。
もし前提が違っていれば、打ち手は根本から変わります。

なぜ研修は効果が出ないのか

「研修を実施しても現場が変わらない」という状態は、多くの企業で繰り返し見られます。研修の内容や講師の質に原因を求めがちですが、実際にはそれ以前の段階、つまり課題の捉え方にズレがあることが少なくありません。知識や気づきは得られているにもかかわらず、行動が変わらないのはなぜか。その背景を丁寧に見ていく必要があります。 多くの場合、評価や意思決定の基準が変わっていないため、現場では別の行動が選ばれ続けます。

あなたの会社は当てはまりますか

  • 研修直後は良いが、しばらくすると元に戻る
  • 同じテーマの研修を繰り返している
  • 満足度は高いが成果に結びつかない

これらの状態が続いている場合、問題は個人の意識ではなく、行動が選ばれる前提にある可能性があります。

ここまで当てはまる場合、問題は個人ではなく前提にある可能性があります。
一度整理してみると、見えてくるものが変わります。

研修が定着しない原因

人の行動は意志だけで継続されるものではありません。評価の基準、意思決定の範囲、情報の流れといった要素が重なり合い、その中で合理的な行動が選ばれます。環境が変わらない限り、研修で学んだことが現場で実践されにくいのは自然なことです。評価されない行動やリスクの高い行動は、理解していても選ばれにくいという前提があります。

組織構造が行動を決める

例えば、短期的な成果のみが評価される環境では、長期的な育成や改善行動は選ばれにくくなります。これは能力や意識の問題ではなく、条件の中で合理的に選択された結果です。同じ構造であれば、同じ行動が繰り返されます。同じ条件が維持される限り、同じ判断と行動が繰り返される構造になっています。

どうすれば研修は機能するのか

研修が機能するためには、課題が明確であること、行動できる条件が整っていること、評価と整合していることが必要です。つまり研修は単体で効果を発揮するものではなく、構造の上に位置づけられることで初めて意味を持ちます。行動が選ばれる前提と接続されてはじめて、学びは実際の変化に結びつきます。

問い

今の課題は、本当に研修で解決すべきものなのでしょうか。それとも前提条件そのものを見直す必要があるのでしょうか。それとも、前提を見直さないまま打ち手だけを変えようとしているのでしょうか。

その課題は研修で解決するものなのか、それとも前提を見直すべきなのか。
一度整理しておくことで、その後の判断が大きく変わります。

現状を整理する

今の状態が「研修の問題」か「構造の問題」かを整理できます。
https://www.ibex-n.co.jp/ai-thinking もし前提が違っていれば、打ち手は根本から変わります。

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